Vol.367: ラム前田庸子(HAKKO 主宰/麹の学校 認定講師)3/4


ちょうどいい塩梅って難しい。人が関わることであれば尚更、全て自分の思い通りにはいかないもの。そこにじれったさもあれば新しい気づきもあったりするから結局楽しんだもん勝ちだなと思う金曜の板倉です、こんにちは。

「1%の情熱ものがたり」前回に引き続き、92人目のインタビュー。
奈良県出身。左利きだったからか何故か自分は不器用だと思ってしまった子供の頃。母の友人や父の影響もあり海外には興味があった。大学在学中のヨーロッパ、その後の台湾での日本語教師経験を経て、結婚を機にアメリカへ渡ることに。そして異国の地で改めて出会った“麹”が人生の転機となる。味噌、醤油、甘酒、漬物──祖母の記憶とともに甦る発酵の香りが、心の中で眠っていた何かを蘇らせた。気づけばワークショップの講師となり、ロサンゼルスを拠点に日本の発酵文化を伝える「HAKKO」の活動をスタート。今では、料理人やシェフたちとも手を取り合い、伝統を守りながらも進化する“新しい発酵”に挑戦中。地味で目立たず、でも確実に人の心を動かす──そんな「発酵の力」を、世界に届けたい。“Just do it, Why not?” そう笑顔で語る庸子さんの、心も体も優しく温まるような情熱ものがたり。

紀元前からその存在を知られ人間の食生活の中にあった麹や発酵文化。それがここ10年20年で特に注目されているというお話。テクノロジーの発達とは真逆の方向性な気がして、なんか人間って面白いって感じました。

それでは、お楽しみください!

Vol.367 1%の情熱ものがたり:ラム前田庸子(HAKKO 主宰/麹の学校 認定講師)

▼Show Notes : Vol.367

・皆に喜んでもらえるとき
・日本の伝統や古き良きもの
・知ってもらって選んでもらうこと
・土地土地で違う食を楽しむ
・それをさらに進化させる
・米、麦、大豆など&麹
・タイレストランのシェフ
・ジャスミンライス(紫米)と麹
・レシピの開発を一緒にやる
・日本人にはない発想が楽しい
・伝統を守るだけではなく新しいものに進化させる
・麹を育てる可能性は無限
・ここ10年、20年麹への注目が顕著
・日本の大きな力になるはず
・アメリカで作られる日本酒も増えてる
・日本の酒蔵さんもアメリカ進出
・技術を外にだしてお互いに高めあう
・「これじゃなきゃダメ」は言わない
・無理なく楽しく、可能性を大切に
・ルーツは家族
・母は必ず朝、三食分を作ってくれた
・祖母からの影響も大きかった
・食は愛である
・この規模感でいいのかなって凹むことも
・続けられるのは単純に好きだから
・8ヶ月経ってできる味の面白さ
・苦手な英語だけど挑戦できたこと
・ジョセフが背中を押してくれたこと
・闘病中に執筆された本
The New Homemade Kitchen
・Just Do it, Why not?
・面白い人たくさんいる
収録場所:ロサンゼルス

リアルアメリカ情報 / アメスポ (50:00〜)
・最近のアメリカにおけるチップ文化の変化

*1〜2時間ほどインタビューさせて頂いた内容を、4回にわたり配信しています。
(アメリカ時間で毎週金曜)

▼Interviewee Profile

ラム前田庸子 / Yoko Maeda Lamn
HAKKO 主宰/麹の学校 認定講師
https://hakko.online
Instagram @hakko.online

奈良市出身。大学卒業後、台湾に渡り専任日本語教師として勤務。その後アメリカに移住し結婚生活をスタートし、2025年現在、在米26年目を迎える。味噌や醤油、漬物など日本の発酵食品に深い魅力を感じ、現地で作り方を学ぶ中で、麹を中心とした日本の伝統的な発酵文化を広めたいという思いが芽生える。
現在は「HAKKO」の名のもとに、ロサンゼルスを拠点にワークショップやポップアップイベントを通して、日本の麹や味噌、醤油の魅力を伝えている。特に、手作り麹の温かみや、発酵がもたらす心身へのやさしさを届けることに力を注ぎ、多くの人々に「発酵のある暮らし」を楽しんでもらえるよう活動を続けている。日本と海外をつなぐ食文化の架け橋として、伝統を守りながらも現代のライフスタイルに寄り添った発酵の魅力を発信している。

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